2022年前期プロジェクト研究
「「人と社会と自然の共生」美術館」開催しています
今年度前期のプロジェクト研究では、本学の理念である「人と自然と社会の共生」の理解を深めるために、理念をテーマとしたステッカーをデザインすることを試みました。 これまでに6チームに分かれ、デザイン案作成、消費者調査、デザイン案修正を経て、チーム毎にそれなりのレベルに達したステッカーデザインを特定しました。 そこでそれらのデザインを合わせて、先週からオープンキャンパスの8月7日(日)まで、本学図書館の廊下壁面に、「「人と社会と自然の共生」美術館」と称してそれらデザインを展示しています。 これからさらにこの「美術館」に来た人が持ち帰ることができるようなステッカーを作成し、用意する予定です。ぜひ多くの人にそれぞれ独自にデザインされた「人と社会と自然の共生」を見て考え、ステッカーを手に取ってもらえればと思います。
2018年度後期プロジェクト研究1&3 Project Research 1&3
テーマ:智頭の森を英語で紹介する Introducing the Chizu forest in English
概要:
鳥取東部の観光資源である智頭の森を、外国人観光客向けに、英語のパンフレット等を作成することで、紹介・案内する。その過程を通して、マーケティングにおける顧客理解、コンセプト、プロモーションの理論を学ぶ。
第13回:英語村スタッフへのプレゼンテーション
この回では、潜在的な外国人観光客として、英語村スタッフに、各チームが作成した智頭の森紹介パンフレットをプレゼンテーションしました。 チームは4つあり、チームA(リーダー:日和くん)は「タルマーリ」と「歩とり」の紹介マップ作成、チームB(リーダー:寺西くん)は「智頭往来」の案内マップ作成、チームC(リーダー:知念くん)は「智頭往来」の飲食処案内マップ作成、チームD(リーダー:野上くん)は智頭トレッキングの案内マップ作成に、それぞれ取り組んだものです。
どのチームも、完璧とはいえないまでもそれなりに英語を駆使してうまくプレゼンテーションし、英語村スタッフを引きつけることができたと思います。またスタッフからは、内容から英語表現についてまで、多くの有益なコメントやアドバイスをもらいました。
今回各チームが作成した各種の智頭案内マップは、実際に智頭観光協会に置かせて頂こうと思っています。この授業後には、智頭の方と相談する予定です。
2017FHプロジェクト研究1&3 Project Research 1&3
テーマ:まちなかの消費リーダーとは
まちなか商店街についての提案をしました。
25/07/2017 17:22
2015BH プロジェクト研究2&4 Project Research 2&4
テーマ:イマジネーションによるまちの活性化アイデア創出
概要:
まち(市内駅周辺)の活性化などのために、創造性理論の一種であるイマジネーションを活用して、何らかの新たな事業アイデア創出を試みる。最終的にはまちの一角のオーナーに、創出した事業アイデアを提案することを目指す。
参考書:
今和泉隆行(2013)「みんなの空想地図」白水社
2015年後期の磯野担当のプロジェクト研究2・4では、「イマジネーションによるまちの活性化アイデア創出」のテーマで、受講生(1−2年生)15人が、鳥取駅周辺に広がる「街なか」活性化のためのアイデアを模索してきました。
(坂本友香さん2015/10/22レポートより)
「何にもないな〜」これが街なかを歩いてみての多くの学生の最初の印象でした。そこからではどうすればいいのか、という課題に対して、(1)街なか活性化の各種事業をまとめておられる鳥取市中心市街地活性化協議会から、これまでの取り組みや知見等についてお教え頂き、(2)各自が取り組むべきテーマを設定し、(3)文脈イマジネーション(いったん大きな文脈を想像し設定した上で、その文脈を構成するものを考える)を活用しつつ、アイデア創出をしました。これは「バックキャスティング」などとも呼ばれる手法です。ここでは自分が考える街なかの理想の姿をどれほど詳細に想像し描くか(妄想するか)が重要になります。例えばどのような人がこの街なかに来るのか、その人はどのような場所で何をしてどのような気持ちで過ごすのか、それをできるだけ詳細に描ききります。そしてそのために必要なものをアイデアとして出すことになります。
そのために、街なかのフィールドワークとアイデア創出を繰り返す中で、最初は何もないように見えた街なかも実は、見方によって色々と魅力のあるものが点在していることも発見しました。そしてその魅力をいかにして引き出し表現するかが、多くのアイデア創出にとっての主要な目標となりました。
創出されたアイデアは、「温泉を活かした街づくり」「城下町とっとりに向けて」「レンタサイクルの活用」「袋川沿いの賑わい創出」「空き店舗→リサイクル・カフェ」「お弁当・カフェ」「商店街で使えるポイントカード」など多岐に渡りました。その上で、先日の1月14日(木)、鳥取市中心市街地活性化協議会の平木美雪様よりそれぞれのアイデアについてレビューを頂きました。
平木様にはそれぞれのアイデアについて非常に丁寧にお聞き頂き、提案アイデアの実現可能性、イメージしたターゲット像の妥当性、これまでの取り組みとの比較などについてポジティブな評価とさらなるアドバイスを頂きました。またこのアイデア創出活動を通して受講生は、街なか活性化のために何をすべきかについて、より身近な問題として捉えることができたようです。また想像力を働かせ、街なかの理想の姿を描くことの意義と面白さを感じ取れたようでした。
今後は、今回得られたアイデアの実現について、各自の活動および次回のプロジェクト研究への引き継ぎを行っていく予定です。
なお、本プロジェクトの成果物は「イマジネーションによる街の活性化アイデア創出」のタイトルで報告書としてまとめられています。本学街なかキャンパスで開架されていますので、ご関心おありの方はご自由にお取り下さい。
また本プロジェクト研究にご協力を頂きました鳥取市中心市街地活性化協議会の平木美雪様に心より感謝申し上げます。
受講生:中山大輔、増川寛人、有坂拓土、川原叶、坂本友香、佐々木夏穂、長尾千聖、矢野志佳、松浦生、村上大歩、池本さなえ、奥井華南、白井寛之、富山颯太、吉村雛乃
2015年度FH プロジェクト研究1&3 Project Research 1&3
テーマ:視覚による没入体験を捉える
概要:
フロー体験とは、人がスポーツや創作のような、より能動的で身体に関わる活動に真に打ち込んでいるときに得ることのある体験であるが、それはまた読書や風景を眺めているだけのような、より受動的な、あるいは視覚に依存するだけのような活動においてでも、得ることがあるものとされる(Csiksentmihalyi 1990)。そのような心的現象としてのフロー体験を捉えるための、フロー体験尺度が開発されているが(例えば石村 2008)、その質問項目を見たとき、それはより能動的な活動において伴うフロー体験を捉えるには適しているが、受動的な活動において伴うようなフロー体験を捉えるには限界があるように思える。具体的には、石村(2008)によるフロー体験尺度とは、「チャレンジしている」「うまくやる自信がある」「目標に向かっている」「うまくいっている」「完全に集中している」「思いのままに動いている」「我を忘れている」「コントロール(うまく対応)できる」「時間を忘れている」「楽しんでいる」の10質問項目から構成されるが、例えば絵画などの芸術作品を眺めているときや、風景を眺めているときに受けるようなフロー体験を捉えるときに、「チャレンジしている」「うまくやる自信がある」「目標に向かっている」「うまくいっている」「思いのままに動いている」「コントロール(うまく対応)できる」の質問項目は答え難く、適切ではないように思える。
では、そのようなより受動的で、視覚によるフロー体験を捉えるためには、どのような尺度(質問項目の構成)がよいのか。このプロジェクト研究では、そのような受動的な体験に伴うフロー体験の性質を、定性インタビュー調査を通して、理解することを試みる。
2014年後期プロジェクト研究2&4
テーマ:顧客「没入体験」を導くカフェ等サービス・マーケティング
美しい景観、環境に立脚する地方のカフェ、レストラン、ペンション等は、いかにその景観、環境から顧客の「没入体験(フロー体験・審美体験)」を導くことができるのか。鳥取における特定のカフェ等の顧客を対象とした定性インタビュー等を通して、その顧客「没入体験」の構造、それを導く条件、顧客「没入経験」と顧客のそのカフェ等に対するロイヤルティとの関係を探る。
1.イントロダクション
2.調査課題と理論フレーム1:サービスマーケティング、フロー体験
3.調査課題と理論フレーム2:理論、概念、因果関係、調査方法
4.インタビュー調査対象の選定
5.プリテスト
6.インタビュー対象の二次資料分析1
7.インタビュー対象の二次資料分析2
8.二次資料分析知見のレビュー
9.インタビューフロー作成(フロー体験測定尺度等をもとに)
10.インタビュー実施1
11.インタビュー実施2
12.インタビュー知見のレビュー
13.プレゼンテーション用意1
14.プレゼンテーション用意2
15.プレゼンテーション
参考書:チクセントミハイ、2010、フロー体験入門—楽しみと創造の心理学
2014年度前期プロジェクト研究1&3
テーマ:県民文化芸術活動の持続的成長のために ー参加・体験・記録から考えるー
概要:県民による各種文化芸術活動の持続的成長のために、何が求められるのか。 定性調査(エスノグラフィ)として実際に文化芸術活動に参加し、体験し、記録し、考察 する。その上で、県民文化芸術活動の意義について、各自の定性調査・参加・体験か らの知見をもとにグループで考察する。
2013年度後期プロジェクト研究2&4
テーマ:鳥取買物困難地域におけるニーズ ー 心的負担の把握
第2回島根・鳥取高等教育フォーラムでの報告