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イマジネーション研究報告予定

22/05/2015 13:07

来週末2015年5月31日(日)の日本商業学会第65回全国大会(香川大学)にて、「新製品アイデア開発におけるイマジネーション活用の可能性」のタイトルで研究報告をさせて頂きます。今回は結果的にいろいろと多くの課題が残された研究となりましたが、ともかくの成果報告になります。

市場機会特定のための創造性の問題

鳥取県 民工芸・伝統工芸の次世代のための研究会 講師参加を終えて

18/02/2015 08:29

昨日2月17日は、鳥取県物産協会主催の「鳥取県の民工芸・伝統工芸の次世代のための研修会」にて、セミナー講師をして参りました。

ここでは、県内の民工芸・伝統工芸作家、職人、販売の方々を対象としてマーケティングの基本的考え方やそれを商品・作品にどのように当てはめることができるかなどのお話と質疑応答をしました。拙い話しかできませんでしたが、お越し頂いた方には感謝致します。大変ありがとうございました。

話を進めていく中では正直、なかなか聴き手の様子がよく掴めず、話している内容が聴き手にとって意味のあるものなのかそうでないのか、心配になりましたが、話終わった後に多くの方に質疑を頂き、そこでやっと様子が分かりました。

今回は、民工芸・伝統工芸の作品展開であっても、環境資源分析→顧客分析・定義(セグメンテーション&ターゲティング)→コンセプト設定→の流れがあてはまるはずで、広く受け手(顧客)にその価値を認めてもらうためにはこのプロセスを取る必要があるという点を主張しました。

この流れは、基本的にはどのような作品展開にも当てはまるはずですが、具体的にある作品展開にはどのように当てはまるのか、それについてはより深い考察、試行錯誤が必要です。当然ながらなかなか今回の研修会や話だけではそのさわりのみだけに終わらざるを得ません。そのあたりについて、質疑応答をしながらもどかしい思いもしました。

また、特に顧客定義について、これまでの顧客、これまでの作品・商品の顧客をそのまま、今後の顧客として定義することだけが、顧客定義ではありません。これまでの顧客とはまた別の顧客定義が必要なこともあると思います。そしてその際には作品・商品の使われ方も、作り手が想像出来るものを越えた、これまでと全く異なる使われ方がなされる可能性も十分にあり、またそれを提案しなければならないこともあると思います。

加えて、今回の話ではマーケティングのプロセスについて焦点を当てて話をしましたが、作品作成・展開の組織構成についても考慮する必要があることを痛感しました。一つの作品を作るにあたり、現在の顧客・現在のビジネスを展開する人、将来の潜在顧客・将来の潜在ビジネスを開拓する人の二人がいるように思えます。現在の顧客に対応することと、将来の顧客を対応することは、大きく異なった思考が必要なように思えます。

またいくつかの作品展開については、私のゼミでぜひご支援させて頂きたく思っています。

今回のテーマについては、これからも様々な形で取り組んで行きたく思っています。関係される方にはぜひよろしくお願い致します。

db.pref.tottori.jp/pressrelease.nsf/0/ACB2C3C7115D6ED649257DEA000ED587?OpenDocument

Work Marketing 2015prese1.pptx.pdf (126264)

WorkMarketing Outline2.pdf (112 kB)

鳥取県の民工芸・伝統工芸の次世代のための研修会(案)にて講演します

28/12/2014 08:44

まだ企画案段階ですが、鳥取県物産協会よりご依頼頂き、鳥取県の民工芸・伝統工芸に携わっておられる芸術家、職人の方々を対象とした、いかに作品をより多くの人に知って頂き、買って使って頂くか、といったようなテーマでセミナー講師をさせて頂きます。これは私の専門のデザインマネジメントに直接関わることであり、今後の磯野ゼミでの活動にもつながることです。鳥取地元の民工芸・伝統工芸品をブランディング、プロモーション化できれば、大いにこの地の活性化に結びつくはずであり、そのポテンシャルは十分以上にあります。

そのセミナーは今のところ、27年2月17日(火)午後に鳥取県立図書館にて、予定されています。詳細はまたupさせて頂きます。

添付をもとにセミナーを進めていく予定です。

作品マーケティング

マーケティングカンファレンス2014研究報告

25/11/2014 23:38

23日に開催されたマーケティング・カンファレンス2014(早稲田大学)において、「新製品アイデア開発における視覚化活用と複数アイデア創出の効果」のタイトルにて研究報告して参りました。つたない報告ながら、思いがけず非常に多くの方にお越し頂き、恐縮するとともに、心より感謝致します。報告後の質疑、そしてその後の名刺交換と頂戴しました多くのアドバイスは、今後の研究の大きな励みとなります。普段の毎日はなにか、自分ひとりで勝手に問題を抱え、マイナーな領域をただ細々とやっているように思えておりましたが、今回少なからず私の問題意識を共有して頂けている方々がおられることを知り、本当に感動致しました。今回頂きましたアドバイスとこの経験をもとに、今後もさらにこの分野に貢献できるように研究を進めて参ります。あらためてお越し頂きました方にお礼申し上げます。

新製品アイデア開発における視覚化活用と複数アイデア創出の効果

 

マーケティングカンファレンス2014にて研究報告予定

13/10/2014 08:09

今度の11月23日(日)「マーケティングカンファレンス2014」(日本マーケティング学会)での研究報告機会を頂くことになりました(フルペーパー採択頂きました)。研究タイトルは、「新製品アイデア開発における視覚化活用と複数アイデア創出の効果」です。

 

 

第28回中国5県高等学校生徒商業研究発表大会に参加

21/09/2014 05:23

昨日の9月20日に米子コンベンションセンターにて、中国5県商業高等学校協会主催による、第28回中国5県高等学校生徒商業研究発表大会に、審査員として参加しました。中国5県(山口、広島、岡山、島根、鳥取)からの代表計11校が、この大会に臨み、それぞれの活動の成果をプレゼンテーションされました。今後、本大会で選出された2校は、全国大会へ出場することになります。

またこの1ヵ月程前には、鳥取県内の商業研究発表会に、やはり審査員として参加しました。いずれも今回、高校生による商品開発、地域活性化活動、地域プロモーション活動などの様子を初めて拝見しましたが、高校生でここまでできるのかと、そのクオリティの高さに圧倒されました。どの高校チームの活動も、企画をしただけでなく、実際に具体的にものをつくり、それを売り、販売状況を確認しレビューしています。そして企画時点で設定した仮説(企画目標)の達成を評価し、次への修正ポイントを導いています。また多くの活動は先輩の代からの活動の継続でもあり、知見の蓄積と応用がなされてきています。特にこの中国圏の高校生による商業活動は全国でも上位レベルに入るそうです。ここまで来ると、大学でももちろん、一歩間違うと実務レベルででも、ここまできっちりと企画し成果をあげたり、仮説をたてその検証をしているのは、なかなかないかもしれません。実務でも案外、当初の企画目標がおざなりにされたり、そもそも企画目標が曖昧であったり定まっていないことも多々あります。

そのために、審査としてはかなり困難を極め、できればどれももう十分ですといいたいところでした。高校生がここまでなしてきた活動には、それらに対して審査できること以上のものがあまりにも多くありました。

むしろ今回この高校生による活動をみて、大学では、大学レベルとしてそのマーケティングの教育はどうあるべきかを、大いに考えさせられました。行動力、集中力、継続力にしても、正直、高校生にはかなわないかもしれません。しかしでは大学では何をすべきか。大学ではやはり、理論の習得とその応用の考察、合理的な思考、判断力の修練につきるのかもしれません。

いずれにしても今回、審査員の立場でありながら、これら高校生の活動から、具体的に行動し、成果を出してみて、それを評価しそこから学ぶこと、そのことの重要性について大いに学びました。

10月12日のオープンキャンパスで模擬講義を担当

03/08/2014 21:15

本学で10月11日(土)と12日(日)にオープンキャンパスが開かれますが、私はその12日の1時から、マーケティング科目の模擬講義を担当します。

その内容は、先日、この街中で一般の方を対象として実施した「山陰地域資源のブランディング提案」プレゼンテーションをもとにしたものを考えています。ここでは、まずブランド理論の基本を解説したのち、具体的に山陰の様々な地域資源を題材として、それらをいかにブランド化することができるのかを紹介します。高校生はもちろん、どなたでもご関心がおありの方はぜひご参加下さい。

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